大社本殿特別参拝から岡山に抜ける
cannodale T-1000
6時起床、同室2人はまだ。なるたけ静かに出立準備してとりあえず声かけて出る。
婆さんがわざわざ仔犬と一緒に見送りしてくださった。子犬に手の甲をぺろりんと舐めてもらい出発。
長袖Tシャツも持ってきていたのに、なぜか半そで。これがあとで困ったことになる。
これから先、岡山までなるべく直線的に、峠を拾いながら、「カメダケ」「ベンガラ」を目標に進む。
地図も見ないで適当に走り、コンビニで朝飯、出雲市駅の南あたりで素敵な「水道」がある町並みを抜ける。
島根県雲南市三刀屋町「南が峠」51号出雲奥出雲線
国道54号に一旦出る、粟原トンネルはぐるっと旧道を周り、中野川沿いに上がってゆく。
雨がぱらぱら降り膝が冷える。
三刀屋町神代でトンネル抜けるか、そのまま開通してない道を進むかと迷うが、トンネルを選びループな道を下る。
国道314号に出る、湯村PAで休憩、女子便所に人が入ってごそごそしてるなと思いながら用足して出ると、女子便所からも
出てきた。
が、50くらいの野良着な男性だった。こっちをちらちら見ながら背を向けて「あっちいけよ」オーラを出しまくり。
この先はトンネルが続くので旧道はないかと見ると、しっかり描かれているので、突入。
落石などで通行止めになっていたが、先をみると綺麗なものなので進んでみるとなんでもなし。
新道があるのであえて整備もしたくない、放置、なのだろう。平田トンネルも迂回してから国道に出る。
大型車が怖い、三成をすぎてゆるやかに登ってゆくと木次線のディーゼルカーがのんびり追い抜いてゆく。
やってきました「亀嵩駅」
びしょ濡れなウインドブレーカーを脱いで、一番分量の多い食事を注文。できるまでうろうろ。
店内には「砂の器」撮影時や松本清張が来たときの写真がたくさんあった。
瞬時に食事し切符を購入、駅ホームで撮影。ちょうどディーゼルが来たところで撮影できた。
「そのまま上がってゆくと新しい道などを作っている最中だった。
「湯野神社」で参拝。何があるってわけでもないが。砂の器記念碑があるだけ。
Uターン、少し下り木次線と並んでゆく道に入る。反谷トンネルを乗り越し。国道に出て、横田。
ここで補給しておかなかったのが悔やまれる…。亀嵩で食べたばかりだったので気がまわらなかったのだ。
大丈夫だろうと。
島根県仁多郡奥出雲町「才ノ峠」15号横田多里線
寒い、、、膝が痛くペダルを踏み込むことができないので、なるべく回すようにするがそれでもきつい。
「りゅうのこまいし」を見る。もうすぐ峠。
島根県仁多郡奥出雲町〜鳥取県日野郡日南町「竜駒」15号横田多里線
たいした標高も斜度もないのだが、とにかくきつくやっとのことで到着。
真冬、ここは自転車では来られないほどの雪が降るのかしらん。一気に降りて多里。
島根、鳥取ときて、やっとこ岡山新見に入る。ほっと一安心。
しかし、、、家はあるものの、「他何もない」補給できず。
高瀬で先を考える、まっすぐ行き短距離で上和忠に抜けるか、ダムへりを行きのんびりゆくか、、、。既に体がまずい
ので楽そうなダム方面に。軽くアップダウンくりかえし、整備されていない道をゆく。
伯備線沿いに下ってゆく、国道182号に出て阿哲峡沿いに。いかにも古い道だなぁ、、と今まで一番良い景色だ。
だが体は既にハンガーノックでちょっとした登りも進めず。ブレーキレバーも握れず。さてどうするかと考えていたが
何かしらバッグ内には入れてあるハズと道端にへたりこみ店開き。
いつのものかわからぬジャムサンドクッキーを発見。残ってた水で流し込み一息。瞬時に頭がすっきりして進行。
岡山県新見市「川面峠」8号新見日南線
峠状だが、ここは字名なのか、「峠」名なのか判然とせず。
下り、町に入ればそこは新見駅。
高校生がうじゃうじゃいる喧騒の中、駅でビジネスホテルの案内をいただく。てきとーに選んで行ってみると
「煩い部屋しかありませんけど」と。嫌がられてるな、、、と思ったが他に行くのも面倒なのでOK。以前他のホテルでは
わざわざ旧館の便所の脇の部屋に通されたこともあった。汚い格好だと信用されないのだ。
荷物を降ろし、シャワーを浴び着替えてから食事に。
以外といろんな店があり困ることはないが、座ってたっぷり食べたい
のでカレーの看板掲げている店に入る。
ちょっと失敗したかと思ったが、高校生向けのようなボリュームのあるメニューを注文。
「7時で閉めますが大丈夫ですか」意味がわからなかった、まだ6時だし、、「大丈夫ですよ」
ほどなく出てきたものは、2人分のハンバーグとカレー。しかしこのくらい今の私にはオヤツな分量。
ぺろっとたいらげて、コンビニに向かう。アイス、お菓子、コーラなどデブの素を購入しホテルに。
ベットで寝転びながら幸せな時間をすごす。再度シャワーを浴びてインドメタシンクリームを膝に塗りこんで就寝。
「煩い」というのはボイラー脇の部屋だからだったが、そんなことより猫の雄たけびが酷く眠れなかった。