2014.05.12-14 宮崎〜鹿児島

鵜戸街道の峠をやるつもりだったが、暴風雨の日南海岸で濡れ狸。

山頭火歌碑

狛犬、社(宮崎//狛犬、社(鹿児島

05.12

自宅から自動車、羽田から宮崎空港 ANA3751、到着してみると小雨、しかしきっちり雨具装備で走り出す。 青島近くなってから暴風雨、だんだん前方がみえにくくなってゆく。眼鏡だとつらい。
大荒れの日南海岸

七浦七峠の内、いけそうな鶯巣峠だけ探索、別荘地脇にある各種施設の場所だろうとあたりつけて行った。

烏帽子峠への道はGSから鵜戸街道と標識がある、小屋までは難なく行けたが先は痛い藪でやめ、この天候じゃ突っ込む気になれない。

鵜戸神宮への近道も工事中で通れず、ぐるっと南から回り込んで行った。
岩の中に埋もれるようなお社を見て来てよかったと思う。帳面もずぶ濡れだったが御朱印いただけた。
鵜戸神宮
まだお昼なので先行けるなと志布志泊に決めてホテルへ予約の電話。

とにかく路面も見えにくく周囲の風景も見えないので細かい判断せず国道だけで向かう、途中地図見ることすらできない天候。

山頭火の歌碑が出てくるようになり、志布志に入ったことに気付いた。
志布志の鳥
"しぶしししぶしちょうしぶししぶししやくしょしぶしししょ"で記念撮影、建物内に入ってみたかったが本気で不審な汚い恰好なのでやめておいた。

スーパーが9月で閉店(タイヨー志布志店、なぜか未だにタイヨーのページに掲載されている)となっていたので隣のコンビニで食糧買い込んでからホテルイン、びしょ濡れな様々を処理しながら動き回っていればあっという間に夜、嵐の夜なので外の喧騒も聞こえずぐっすり眠れた。


05.13

秋の空高く歌碑

予報では問題ない天気、ホテルの朝食いただき、志布志を少し観光、駅で冊子を貰って山頭火が宿泊した宿跡に行ってみたが看板みつからず。

走り出してすぐにチェーンが錆錆で走りが重いことが気になる、ずいぶん走ってから8時開店のホームセンター(ナフコ大崎店)をみつけてミシン油購入、これで快適。

鹿屋航空基地史料館見学、晴海にあった二式大艇がきれいになって展示されていた。

海に出るまえに高千穂神社いってから細い道をぐんぐん下り国道に出、あとはのんびり桜島へ北上。

これが火山灰かと周囲見回しながら、回収しているトラックも発見思わず写真とらせてくださいとか叫んでいた。

走っていると口の中もジャリジャリしてきたが、関東の赤土のジャリジャリとは食感が違うのを感じる。

火山灰を満喫し桜島上陸。埋没鳥居よりその奥のお社のが興味深かった、そして周辺海辺かと思うような砂砂した地面。

島北側をぐるっとめぐり、何人ものサイクリストと行き違った、茶色看板のローソンでアイス食べていたらガラの悪いのに絡まれる。
lawsonの店員
桜島フェリー乗船。

思ったより早い時間に鹿児島市入りしたので、 南洲神社照国神社へ。
鹿児島駅は路面電車の駅として栄えていますね。中央駅は行き忘れ。

ホテルに入って洗濯など済ませてから、路面電車にのって温泉錦湯へ、烏の行水でまた路面電車に乗り寿司を食べに。これがなんともいえない味だった、鹿児島は魚良くないの?「トンコツ」はうまかったけど。
コンビニで甘いもの調達してから広々ベットでごろごろお休み。
テレビ画面


05.14

天気予報では昼前から雨、霧島神宮だけを目当てに出る。
一路国道と旧道で霧島市、県道60号上がってる途中で大雨、が途中で合羽落としているのに気付いた。
モンベルの自転車用ですのでみつけた方は、どうぞ使ってください。 ウインドブレーカーだけで進行、のぼりだから特に問題なし、それでも遥か遠くに感じた。

霧島神宮
霧島神宮参拝、土砂降り、風はなかったので走って怖くはないが路面の段差がわからないのとブレーキが効かず 出したくもないスピードでぐんぐん下る。
前輪ひっかかったら投げ飛ばされて車に轢かれて死ぬよなぁと思いながらもなんとか街におりたった。

冷え切った体、コンビニで暖かいものを腹に入れ先考える。まだ昼前、時間はたっぷりありすぎ。
鹿児島神宮へも行くことにして更に南下。

鹿児島神宮参拝。なぜ鹿児島の神社には狛犬がいないのかという質問に、廃仏毀釈時にこのへんは激しかったから ではないかという答えでした。狛犬がいないので道々神社の撮影が面白くなかった。

さて汚い濡れ狸だし、もう行くところ無いなと空港へ。
地図で見るとなんてことない距離なのに鹿児島神宮から空港まで国道504号線がものすごい過酷に感じた。
空港が見えたところで巨大西郷さんを眺めて空港、のんびり自転車を分解収納し、トイレで着替えて荷物預け。
各所うろうろしながら、黒豚カレーとヨーグルトたっぷりのパフェとフレンチトーストとラーメンを腹に入れる。

フライトシミュレーターで遊んで離発着の様子観て足湯は満員で座れず残念、NHKで相撲中継をみて時間つぶしているうちに各飛行機の遅れが目立ってゆき、私が乗る便は50分遅れ。
ドイツヨーグルトのなんとかかんとか

搭乗したら近くの方がビールに弁当。天候不順で上下動激しく、しかも私は満腹、 そこに酒の匂い。気持ち悪く冷や汗出てきた。飛行機の宿命ですね。新幹線快適だなぁ!

手荷物受け取りでは、自転車の扱いがいつも違って面白い。えっちらおっちら女性が担いでくることが 多いので出てきそうなドアの近くで待っているのだが、今回はベルコトンベアで来た。
空港でたっぷり休んだので、夜の首都高速で睡魔に襲われず帰着できました。 --------- 今回の旅での落とし物、モンベルスーパーストレッチレインジャケットLサイズ、スーパーストレッチサイクルレインパンツLサイズ。
今回路肩で見た落し物、草刈鎌3つ。 ---------


堀切峠(ほりきりとうげ、宮崎市、62m、)

峠
大正時代に開削された峠道、現在ではさらにトンネルがあいたので交通量は少なくなっているよう。


鶯巣峠(おうさとうげ、宮崎市小内海〜日南市鶯巣、約90m、)

鶯巣峠
鵜戸街道、北側は別荘地にて消滅。


烏帽子峠(えぼしとうげ、日南市宮浦〜鵜戸、約150m、)

烏帽子峠北側藪峠
鵜戸街道、痛い藪で悪天候だったのでやめたが、道はしっかりあるので季節考えれば容易いだろう。


事前調査しておいたことを残しておく。「鵜戸街道」、七浦七峠。

歴史の道調査報告書の宮崎県分は大学のサーバーにリストされている。 付属地図も大きくプリント、旧図も取り寄せ対比し峠の場所確定できる。

七峠、歴史の道調査報告書では→日の御崎峠、内海峠、鶯巣峠、伊比井越、馬の峠、瀬平峠、烏帽子峠。
「九州の峠」や他、さまざまなサイトでは→鶯巣峠、伊比井峠、馬ノ峠、鍋越峠、瀬平峠、中津隈峠、鳥帽子峠。
微妙に違う。

他、この区間には小弥太郎峠がある。
古い観光案内本を見ていて「サボテン園」が紹介されており、それは"小弥太郎峠の丘陵に"とあった。
現在サボテン園は閉園しているが地図には掲載されていて自然回復という名目の放置状態。
峠はドライブイン弥太郎から南南東に尾根へ上がってゆく標高70m付近と思われる。
サボテン園がやっていれば、園内から峠に行けたのかな。


次回は8月鹿児島空港から長崎空港。
志布志に居た「鳥」は何者だろうと思って検索してもわからず。志布志市にメールして教えていただきました。
志布志町の鳥、いそひよどり
「志布志町の鳥」いそひよどりでした。写真まで送っていただきまして、どうもありがとうざいました。
http://www.birdfan.net/pg/kind/ord17/fam1711/spe171118/
2014.05.16-6/11