2012.08.06-08 石倉から

700×28cアルミツアラー

毎夏は西へ行っていたが、電力不安なので北海道に。

旧地形図をみていると、奥の奥まで開拓が入っていたのがわかる。。。。

珍古辺峠越後

狛犬・社(北海道)


08.05-06
新幹線福島駅まで
北斗星号
北斗星ソロ下
ソロ1階部屋が充分に広く満足。あけぼの号等のソロとは 大違いだった。

森駅乗り換えし石倉駅より石倉駅降車
→美利河峠→珍古邊峠→美利河峠
→長万部、本当はここで宿を取りたかったが毎年合宿で満員になってしまうそうで、駅前の蕎麦屋さんで食事とって北上
→犬の巣川(残念ながら犬は不在でした)
→黒松内泊、涼しくてぐっすり眠れた。


08.07

熊がでたぁ!でも北海道なのにツキノワグマ。国縫の熊

黒松内→静狩峠→礼文華峠→小鉾岸越観察→東室蘭泊


08.08
東室蘭、大きな工場がたくさんの割に駅周辺が寂しすぎ、中嶋神社では 御朱印断られた残念
→オロフレ峠(登り途中イタチと鉢合わせ)→伊達紋別駅→新千歳空港



珍古邊峠(花石峠)(約150m) 瀬棚郡今金町住吉・中里

花石峠、珍古辺峠
瀬棚室蘭街道。大正9年地形図には「珍古邊峠」。"明治初年の砂金採取者甚五平の名が転訛したものといわれている"
この時点で峠道は既に旧道が存在したようで、「釣橋」からすぐに山に入り、 峠まで尾根道をゆく「里道」「間路」上に水準点が置かれておりそれが旧道であるように推測する。 当時の本道は現地形図に破線路として描かれていて。昭和3年「花石峠」と地名変更なる。

で現地行って

現地にてお話をいただけた。
「水準点が置かれた旧道は昭和4年(国鉄瀬棚線開通)まで使われていた。送電線敷設のために馬を使い鉄塔の 部品を持ち上げていた、鉄道が通り交通が減った、現在の破線路は昭和40年代まで使っていた。」他、
各種宝石採掘のお話を聞かせていただきました。
鉄道敷設工事のために次のルートである現破線路を築いたのかと妄想。
街道の遍歴としては、水準点ルート→破線ルート→旧国道ルート→廃線利用バイパスルート。
旧国道ルートは、大正地形図においても描かれているが、西側の筋が変更されている。

一応「地形図どおりには通り抜けできません」と書いておきます。私は羆に賄賂渡して自転車で踏破しましたが。


美利河峠(160m) 瀬棚郡今金町〜山越郡長万部町

美利河峠
大正9年地形図には「稲穂峠」。当時の峠から珍古邊峠への道は現地形図に破線路として描かれている。
旧道がちょこちょこ脇に見える。
「稲穂峠」は北海道いくつかあるが、エナオからの転訛だろう。いつ美利河峠になったのだろうか。


静狩峠(約210m) 

静狩峠工事中
黒松内からなので、東から峠まで往復。完全乗車できるが行ったときには峠頂部分は工事中進入禁止だった。


礼文華峠(約290m) 山越郡長万部町〜虻田郡豊浦町

礼文華峠
西から礼文華古道の看板みてあまり考えず進入。現国道を見下ろせる部分には法面崩壊を防ぐためのワイヤーや ネットが道上に在るのでモーターサイクルでは危険(そもそも進入できません)、高さのある倒木有。
「古道」はなるほど尾根を行くんですねと行けるだけ辿った。
東からは越えたくない感じ。


小鉾岸越(約320m) 虻田郡豊浦町

小鉾岸越を望む
旧図に描かれている。現道(32号線)より東を乗り越していた。南側の道は現地形図でも岩間沢から少しだけ描かれている。 北側には現道との分岐に建物表示がある、地形からして牧場でもあるのかと推測。
航空写真で道跡が見て取れるが、南側は確実に藪化しているだろう。

で現地行って
南側の採石場から道は一応有り、無論行けない。
北側の建物は基礎残して現存せず、地形図表記と違うのは尾根まで笹ではなく既に木々が生い茂っていること。
地形が緩やかなので行こうと決意すれば峠に達するのは容易いだろう。ダニ虻羆と戦いながらちょっと登れば着く距離。


オロフレ峠(約930m) 登別市〜有珠郡壮瞥町

オロフレ峠
南側のトンネル番号が順番でないのは、作った順番なのかしらん。2時間かかると予測してぴったり2時間かかった。
旧道は一応観察したのみ。時間が足りなかった…


広島峠(約600m) 伊達市大滝区清陵町

時間足りなく行けなかったが、行きたかったので調べたことを書いておく。
安平町公共育成牧場内。清原からの道が現地形図に破線路で描かれており、国土地理院昭和45年航空写真にもうねうねと道が見える。
明治から大正にかけて、広島からの団体入植があったので広島峠。一旦廃村になり、戦後再入植あったものの。。昭和50年廃村。

すぐ脇にある三等三角点636.7mはその名も「峠」


初飛行機輪行、事前に突端用のカバーを自作しておいたのに、時間が迫っておりそれらを活用せずに預け。
案の定、各部突端が袋を破って飛び出ていた。
上に何か載せられなければ多少投げても壊れはしないので、ガタつかぬよう固定と突端を保護で大丈夫そう。

次回は幌別駅から旭川方面予定。


2012.07.01-08.15-2013.02.16