熊懸


熊懸下田野道

明治期に各部落地租改正調査をした際の道中を記録した「地位等級調査日記帳」本に「熊懸峠」としてあった。
周辺の道には大正期に設置された道標や近年(?)長瀞町が設置した石道標があるものの、 尾根から下田野へ下る地点にはなにも無いので地図と周辺を観察しないと枯れ葉や藪に覆われて見えないかもしれない。旧図にはしっかり描かれている。

下田野の小関沢に沿って県道に降り立つがそこに「渡し船で長瀞」などと新しい石道標に刻まれている。これが不明で調査中。平成7年の長瀞町誌にある渡し船関係は閲覧したが、 この地より下流域の渡し船しか掲載されてない。

山中にあった石道標は長瀞町設置で、渡し舟は具体的に渡し場を示したものでないだろうということ。


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2018/01