煤川峠

尾根の立ち木

一度目は、ダム工事中だったが周囲の民家はまだあり旧国道も見えていた。長井屋谷を自転車持ちで遡ってゆき、 最後はトンネルの脇に。今から思えば倉明トンネルの上部。
そこから押して歩き、931三角点の尾根に上がった。尾根の上まで人員用のモノレールが敷かれており 丁度始業時間だったらしく下からどんどん上がってきてビビっていたが、「乗っていくか」とか言われた。
この段階で標高1000mは超えていたのでちょっとがんばれば峠に到達していたが現在位置に自信がなく降りてしまった。 もちろん作業している道を。工事責任者らしき人にどこから来たんだ!と怒鳴られたり(当然ですね)しながら降下していき終わり。

二度目は前回見逃した長井谷の山の神などを見にいったのみで終わり。このときは工事進んでおり沢に入りにくくなっていた。

三度目は2009年の正月。
南側は様子わかっていたので、北側と思いバスで煤川まで入り登った。グズグズの急斜面で途中ニッチモサッチモいかず、 懸垂降下して仕切りなおしするなど随分時間かけてしまった。
峠には特段なにも無し、地元で立てた石は見つけ出せなかった(もうちょっと西にあったらしい)。 茂萩山の支尾根で下ろうかと向かったが岩がずいぶん出ており危険を感じて山ちょっと手前で引き換えし。峠から南側への下降を考える。
旧道を辿るのは困難であるのはわかっているのと、既に夕暮れになっているので安全に下降するために(略)
850mもの真っ暗なトンネルをヘッデンのみでとぼとぼ歩くのは非常に怖かった。 はたして閉鎖されてはいないかと不安でダメだった場合は暗闇を沢降下かと考えながら。(現在は普段閉鎖されてる筈) 国道に降り立った時は空に残光があるものの周囲真っ暗。
バスも無く、しかし国道だから安心と歩き始めると拾ってくださる神様が。ほんとうに面白い縁があるものです。

峠の「石」はあるようだ。見にいくぞ。



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2009.01-2013.12