「越路」

北側トンネル

「高北の西、中島から鎌倉坂方面に通じる古い道。井上方面で中藤道という。 尾根で大高山、天覚山方面にもでることができる。越路→小猪路であろう。」
飯能市史資料編 地名、姓氏「小猪路」より。

この山域では具体的に越える尾根などがはっきりしないのでルートも 確定できない。

☆2000/03
実際に行ってみると、地形図にある北側の西武鉄道をくぐるトンネルからはきちんと路があり、一度林道に飛び出す。後荒れ果てた林道をゆくと分岐。その先は探索したが判断つかず。
南側は沢から取水するための施設があり先に堤防。沢の分岐で両方の沢に堤防がある。
このあたりから先は地形図と飯能市地図では違う。
道自体は消滅しているのだろうが、地形図の道は後でつけられた林道であり、越路は飯能市作成地図のルートではないかと思われる。

南側分岐

2008.05.27再訪

峠にむかう道

ロードマップや地形図にある点線道と、飯能市地図にある道とを確認しにいった。
南側、水道施設があるためか8年前はドラム缶だったバリケードが強固な柵になっていて、脇も通り抜けないように出来ていた。
まずは392ピークの東を乗り越す道にかかる。道はそれなりにぽつぽつと残存しているのが確認できる。峠直下は植林で道は無くなり崩壊した小屋跡が有り。
標高約300mの峠、ハイカー向けの小さな標識がつけられている。高麗川側に降りてゆく筋は見えないので410mピーク北西の峠に向かう。

下り

なんのマークも無い峠、一般的な地図ではここに点線道が通っている。適当に下ってゆくと道らしき物がぽつぽつ現れるが定かではない。
標高280mほどまで降りると沢の中を歩くようになり道の痕跡が消えるがほどなく現れてくる。同じくらいの沢と合流する地点には小平地がありブルーシートがあった。 ほどなく車道に降り立つ。

どちらのルートもたぶん道形は残っていると思う、どちらが「越路」であるのかはいまだ判断できない。



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