「数多和」

○飯能市史より。
旧原市場村「楮峠(かずたわ)で、南の赤沢中屋敷方面にでる峠をいうようである。」

○か→神、す→住、たわ→峠という説が「原市場の地名と屋号」という書籍にあるが、これはあとで考えられた物だと思う。「楮峠」ということ、原市場は昔は和紙の生産で 今の小川町などより盛んであったという事実からあくまで「こうぞのたわ」だとおもう。
ここらでは「楮こうぞ」のことを「かず」といい、他にも「かず」のつく地名があるそうだ。神の住む峠であるというのは、生活を支えてくれている楮をとるタワであるから、そういう線ででてきたものではないだろうか。98/11/18



[原市場へ]